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特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型:保障と貯蓄を兼ねる有益な保険

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型:保障と貯蓄を兼ねる有益な保険

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型」漢字ばかりが並んでいるので見るだけで難しそうと考えられがちな生命保険ですが、パッと見だけで嫌煙してしまうのは勿体ない…

 

特定疾病保障終身保険 低解約払戻金型は日本人の死因の半数を締める三大疾病を一生涯保障しながら、かつ保険料払込期間満了翌年には90%近い解約払戻金を付ける「保障と貯蓄」を兼ね備える有益な生命保険です。

 

ここでは特定疾病保障終身保険の特徴や、保険会社による支払条件の比較、そして一般的な終身保険と何が違うのか?主に解約払戻金の推移をクローズアップして比較しながらご紹介します。

 

シミュレーション

 

病気の治療とこれからの見通し

 

財源が底を付きつつある国の健康保険制度は、患者さんに健康保険を使ってほしくないと言わんばかりにさまざまなコストカットを断行しています。

 

健康保険制度のコストカットは入院日数の短縮がいい例です。長く入院させる病院は治療効率を下げると見なされ、診療報酬※を下げられます。すると病院は患者さんを早期退院させなければなりません。

 

現在ガンが発病した場合は下のような治療の流れになっていますが、将来はこの治療の流れがどう変化するのか分かりません。

 

初診

検査

確定診断

手術

抗ガン剤または放射線治療

経過治療

定期的通院

 

しかし確定診断だけは今後どんなに時代が変わろうとも、病気の治療のプロセスに登場していると言えるでしょう。

 

そして国の方針は今後一層健康保険離れと自助努力で健康を維持するように促すでしょう。つまり病後は自分で何とか身を守ることを強いられるので、健康を維持するために自費が増える事を意味しています

 

 

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型とは?

 

今後時代がどんなに変化しようと治療のプロセスで登場する「診断確定」に焦点を合わせられるという意味では、特定疾病保障終身保険は次のようにニーズを満たしています。

 

死因の5割超を占める三大疾に該当する病気を保険でカバーできる

 

死因

出典:厚生労働省

 

■上記の病気のうち診断確定された時点で次のまとまった一時金が支給される

 

↓死因

死因の内訳または死亡者総数 生命保険での主な支払条件

悪性腫瘍

-

上皮内ガンと悪性黒色腫を除く皮膚がん以外のガンに支給

心疾患

心疾患の死因を占める心疾患関連の病気

  • 急性心筋梗塞:22.5%

  • その他虚血性心疾患:18.3%

急性心筋梗塞

脳血管疾患

  • 脳出血:脳内出血、クモ膜下出血
  • 脳梗塞:脳血栓、脳塞栓

このうち急に発症した脳血管疾患を脳卒中と呼ぶ。脳卒中による死因の割合は年間13万人。

脳卒中

参照:日本生活習慣予防協会

 

※各保険会社による支払条件の詳細は後述

 

 

保障期間:解約しない限り一生涯

 

貯蓄性の高さ

 

また特定疾病保障終身保険は掛け捨てではなく払込満了直後に90%前後の解約払戻金が貯まる性質を持っています。

 

低解約払戻金型とは、保険料払込期間は解約払戻金が低く設定されており、払込満了直後に返戻率が上がる仕組みになっているタイプの生命保険です。

 

これまで重度の病気になった場合に支払われる生命保険は掛け捨てタイプが主流でした。

 

特定疾病保障終身保険は重い病気になった場合のまとまった一時金を保険として確保しつつ、長期的な貯蓄機能を備えた保険なのです。

 

このため従来までの「保障はいいけれど掛け捨て」といったデメリットをカバーできた保険と言えるでしょう。

 

 

特定疾病保障終身保険低解約返戻金型のシミュレーション

 

ここで40歳の男性が特定疾病保障終身保険低解約返戻金型に加入する場合のシミュレーションをしてみます。

 

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型

 

上の例では特定疾病になった場合に1000万円が一生涯保障されており、月々33070円を60歳までの20年間払い込むものとします。
払戻率の推移は以下のとおり

 

年齢:返戻率

 

41 : 44.5
45 : 60.1
50 : 62.9
55 : 64.5
60 : 66.8
61 : 95.9 ←払込満了直後
65 : 97.3
70 : 99.1
75 : 100.8
80 : 102.6
90 : 105.7

 

保険料払込期間満了60歳まで解約払戻金が低く抑えられ、満了直後の年齢61歳の返戻率は95.9%へと延びています。

 

保険料払込期間中の解約払戻金が低く抑えられているので、満了時まで継続する前提の生命保険だとわかりますね。

 

 

では以下の4つのパターンの終身保険を比較してみましょう。

 

 

死亡保障終身保険】×低解約払戻金型かそうでないか
特定疾病保障終身保険】×低解約払戻金型かそうでないか

 

↓年齢

①特定疾病保障

終身保険

低解約返戻金型

②特定疾病保障

終身保険

③死亡保障

終身保険

低解約返戻金型

④死亡保障

終身保険

41

44.5

5.4

47.7

45

60.1

70.2

67.7

50

62.9

79.8

71.3

55

64.5

82.5

72.6

60

66.8

85.8

74.1

61

95.9

86.5

106.6

65

97.3

89.3

108.9

70

99.1

92.6

111.9

75

100.8

96.3

114.8

80

102.6

98.6

117.6

90

105.7

103.6

122.0

保険料総額

9,249.600

9,254,400

7,936,800

         
         

 

 

①と②の比較ポイント:低解約払戻金型かそうでないか

 

①特定疾病保障終身保険低解約払戻金型

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型

 

②特定疾病保障終身保険

特定疾病保障終身保険 

 

①と②は三大疾病を発病した場合の保障が同じように付いていますが、保険料払込期間中の解約払戻金を低く抑えるかどうかで下記のように違いが出ます。

  • 保険料払込期間(60歳)まで①の低解約返戻金型の解約払戻金は②よりも低い
  • 保険料払込満了直後は①の低解約返戻金型の解約払戻金が伸びる
  • 90歳までの年齢と比較すると一般的な退職の年齢時(65歳程度)97%の返戻率となっており、90%の返戻率を割る②のプランよりは戻りを待たなくて済む

 

どちらがより有利かは考え方次第ですが、満年齢まで保険を継続するのを前提にするならば①の低解約払戻金型の特定疾病保障終身保険のほうが払戻率を期待できるでしょう。

 

 

①と③の比較ポイント:低解約払戻金型どうしのプラン

 

①特定疾病保障終身保険 低解約払戻金型

特定疾病保障終身保険 低解約返戻金型

 

③死亡保障終身保険 低解約返戻金型

死亡保障終身保険 低解約返戻金型 

 

同じ低解約払戻金型のプランである①と③の場合を比較してみます。

 

①:三大疾病になった場合の保障が付いている
③:死亡保障が付いている

 

①と③は病気になった時か、または亡くなった場合に遺族に残す死亡保障が付いているかが異なり、低解約払戻金型のタイプの終身保険である点は同じです。

 

どの年齢においても解約払戻率は③の死亡保障終身保険低解約払戻金型の方が上です。

 

この理由は単純に三大疾病を発病するのと死亡の確率で言えば、明らかに「病気をする確率の方が高く、保障に保険料が回っている」と考えるのがよいでしょう

 

①と③とでどのくらい保険料に差額があるのかを比較してみます。

 

①の総額保険料9,249,600円
③の総額保険料7,936,800円

 

①と③の差額:1312800円

 

終身にわたる1000万円の三大疾病の保障は死亡保障よりも130万円ほど割高であるのがわかりますが、①は65歳の年齢時には返戻率が97%になっていますので掛け捨て感を感じない手厚い保険である点にも気付けます。

 

 

①と④の比較ポイント:

 

 

 

保険会社による支払条件の比較

 

治療

 

それでは三大疾病の保険金支払いの条件に関して、保険会社による違いを比較してみます。

 

同じ病気が発病したとしても、どの保険会社で契約するかで支払い条件が異なりますのでここはできるだけ有利な会社を選ぶのがおすすめです。

 

ガン(悪性腫瘍)

 

■各保険会社の共通支払い条件
上皮内ガン、皮膚の悪性黒色腫を除く皮膚がんは支払対象外

 

  責任開始日90日内の乳がん以外の悪性腫瘍

上皮内ガン

オリックス生命保険会社

×

×

損保ジャパン日本興亜ひまわり

あんしん生命保険会社

×

ネオファースト保険会社

×

特約を付加すれば保障されるが、

責任開始日から90日内の

上皮内ガンは支払対象外

ソニー生命保険

×

三井住友海上あいおい生命保険

×

 

 

急性心筋梗塞

 

■各保険会社の共通支払い条件
60日以上就労不能な状態が続いたと診断された場合

 

 

急性心筋梗塞の手術

狭心症

オリックス生命保険会社

損保ジャパン日本興亜ひまわり

あんしん生命保険会社

×

ネオファースト保険会社

ソニー生命保険

×

×

三井住友海上あいおい生命保険

×

×

 

 

脳卒中

■各保険会社の共通支払い条件
60日以上の後遺症が続いたと診断された場合

 

 

脳卒中の手術

対象となる脳卒中

オリックス生命保険会社

 

損保ジャパン日本興亜ひまわり

あんしん生命保険会社

  • くも膜下出血
  • 脳内出血
  • 脳動脈の狭塞
  • 脳血栓・脳塞栓

ネオファースト保険会社

ソニー生命保険

×

  • くも膜下出血
  • 脳内出血
  • 脳梗塞

三井住友海上あいおい生命保険

×

  • くも膜下出血
  • 脳内出血
  • 脳梗塞

 

上の疾病保障の支払い条件を単純に比較すれば幅広く支払ってもらう方がお得ですので、条件のいい保険会社を選ぶのがおすすめです。

 

どの保険会社も一長一短がありますですので、あとは保険料と解約払い戻し率との兼ね合いでプランを決めるのがよさそうですね。

 

 

特定疾病保障終身保険 低解約払戻金型の保険が向く人

 

特定疾病保障終身保険 低解約払戻金型の保険が向くような人は以下のような意向がある場合です。

 

  • 長生きするリスクに備えたい
  • 女性で、医療保障をしっかり持ちたい場合
  • 遺伝的に疾患リスクを心配している場合
  • 保障も大切だけれど保険契約をするなら貯蓄性の高いものがいい

 

あとは自分の意向を汲み取ってくれるプランナーに状況をお話しして、適切なプランニングをしてもらうとよいでしょう。

 

 

まとめ:特定疾病保障終身保険 低解約払戻金型は満了まで契約するもの

 

一番お勧めできないのは「貯蓄性が高いなら万一の時に解約してもいいんだよね?」と理解半ばで契約してしまうこと。

 

特に低解約払戻金型の終身保険を契約して失敗したと考える人は大方「理解してないで契約してしまった」といったパターンのようです。

 

「満了直後に返戻率が伸びる」保険契約で、しかも死因の過半数を超える三大疾病をカバーしている保険ですので、長期的に運用する前提で契約をするのをおすすめします。

 

 

 

 

※なお、上述した通り厳密に言えば特定疾病保障で保障される疾患は三大疾病の全てをカバーできるわけではありません。

 

しかし2人に1人発病すると言われるがんの罹患率の高さから言ってなお上で解説した特定疾病保障保険は有益だと思われます。