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「保険相談」前にシミュレーション・相談前のポイント整理

「保険相談」前にシミュレーション・保険相談前のポイント整理

保険加入を検討してプロに相談しようと思ったはいいけれど、何が分からないのかがわからなくなるのは全くめずらしくありません。むしろ当然です。

 

分からなくなってしまうのは情報があり過ぎて余計に混乱しているだけかもしれません。

 

保険加入の目的はそもそも家族へ、または万一病気をしたときの保障を確保しておくことであり、そのために適切なプランニングができればいいだけです。

 

ここでお話しすることを一通りご覧いただければ保険相談前に情報整理ができ、適切な視点で保険選びができるようになるでしょう。

 

保険相談

 

保険相談を予約する前に済ませておきたい下調べ

 

保険相談の予約の前に、できる範囲で生命保険に関して情報を入手しておくのがおすすめです。

 

保険相談の前は、「分からない点は分からないままでいい、何が分かって何が分からないのか?を一通り体験する」だけでいいです。

 

例えば生命保険に関して下調べする際に以下のように情報を取るだけでも十分なのですね。

 

保険相談前のインターネットでの情報摂取の一例

  • 気になる言葉を検索してみる。重要だと思った点をメモし、自分の保険に反映させるポイントの候補にする
  • 保険種類を調べてよさそうなものを選んでおく
  • WEB上でシミュレーションができるようだったら保険料の目安を出してみる

 

はじめは慣れない言葉ばかりかもしれませんが、ある程度時間をかければ少なくても以前よりは理解が深まるはずです。すると、実際の保険相談で何を聞けばいいのか、整理できますね。

 

保険相談のプロは相手がわからなくて何を欲しているのかを、経験値と実力把握・その上で適切な提案ができる人です。わからない点は保険相談のプロの役割であって、相談する人は何がわからなくて何を欲しているのかを的確に伝える方が大切です。

 

車も安全に走って目的地に着けば事足ります。車のパーツの名称を一つ一つ覚えなくても目的が達成できるのと、保険相談も似ているかもしれません。

 

 

保険相談予約

 

保険相談を依頼するのは、気になる生命保険会社があればお近くの営業所に連絡をするといいでしょう。できるだけ地域密着型の生命保険会社で契約すると、のちのちのフォローもスムースです。

 

一方、できるだけ自分に合った保険に加入したいと考えている場合は多くの保険会社の保険商品を取り扱う保険代理店がより適切です。一社でお目当ての保険がなければ、他の会社の商品で希望に近い条件でプランを出してもらえます。

 

保険相談予約をすると、強引に勧誘されて断りきれないのではないかと考えられる場合が多いようです。しかしここで言う保険相談のプロは巷のイメージとはかけ離れたプロ集団。

 

保険相談のプロであるファイナンシャルプランナーは、海外では医師や弁護士と同じ格式を持つプロ集団ですから、一般的な巷のイメージとは異なる「余裕のある人」だと思うのがよいでしょう。

 

 

保険相談の実際

 

保険相談の目的は事前に調べて知りたかったことをプランナーに聞き、意向を伝え、できるだけ理想に近い保険加入をすることです。

 

既存の生命保険契約があればその証券を持参してプランナーに診断してもらうと、保険相談と見直しがスムースに行くでしょう。

 

ここでは生命保険の必要保障額に関して試算するために、生命保険を「死亡保障」と「病気の際に受け取る疾病保障」の2つに分けて考えます。

 

  • 死亡保障
  • 病気の際に受け取る疾病保障(入院保障+疾病一時金)

 

 

死亡保障の必要額ってどのくらい?

 

自分が死んだときに家族に残す死亡保障額はいったいどのくらいなのか?なかなか想像つかないものです。

 

世帯の収入源が無くなった時に一番困るのは「住居費用・生活費・教育費」の3つ。

 

 

生命保険の必要保障額に見積もる3つの要素

 

住居費用

①持家の場合

  • ローン有…家を購入した時に団体信用保険に加入するのが一般的ですので、契約者が亡くなれば家の保険がおりて家族は持ち家のローンを払う必要はなくなります。このため、住居費の心配はなくなります。
  • ローン無し…住居費の心配はありません

②賃貸の場合

  • 賃貸住まいの場合は家族が今後暮らす住居費を生命保険の必要保障額に入れます。
  • 奥様が実家に戻れるようだったら必要保障額に住居費用を見積もらなくても構いません。

 

生活費

 

生命保険の必要保障額に入れる生活費は現在の70%程度を見込みましょう。

 

 

教育費・学資金

 

お子さんが今何歳なのか?で生命保険に算入する額は異なります。

 

下は30歳の男性が生まれたばかりのお子さん(0歳)と奥さんに残す保障額をわかりやすく表した例です。

 

教育費

 

幼稚園から大学卒業まで必要な費用は平均で1500万円。※私立か国公立か、または学部によって増減する

 

もしお子さんが中学校の際に保険の見直しをするなら、生まれたばかりの頃よりは必要保障額は少なくて済みます。

 

高校生の時に保険を見直す場合は、残りの高校生と大学卒業までに必要な費用を生命保険の必要保障額に算入すればいいですね。

 

必要保障額はお子さんが成長すればするほど少なくても構わないという考え方です。

 

 

それでは生命保険の必要保障額に見積もるべき住居費・生活費・教育費の3つの保障を併せて合算するとどうでしょうか?仮に先ほどの30歳の男性の例でシミュレーションしてみます。

 

子供0歳・30歳男性の必要保障額の概算例

  • 住居費:持家、住宅ローン有(保障額への算入不要)
  • 生活費:現在の生活費20万円の7割を想定
  • 14万円×12ヶ月×20年=3360円
  • 教育費:大学卒業までの平均値1500万円を想定

必要保障の合計金額:4860万円

 

必要保障額の考え方2

 

上の必要保障額の試算は飽くまで一例ですが、おおよその概算は出せます。すると、生命保険の設計は以下のような仕組みになるでしょう。

 

子供0歳、30歳男性の保険設計の概要

 

定期特約付終身保険モデル

 

ここに契約者が亡くなった時の葬式費用なども300万円程度は見積もってもいいでしょう。

 

【必要保障の合計金額の微調整】
4860万円+葬式諸費用として300万円程度=約5000万円

 

子供が大学を卒業した際には教育費の備えは必要なくなり、残す必要保障額は奥様への生活費の備えのみ、当初の必要保障額より減らしていく考え方です。

 

 

これで必要保障額のおおよそは試算できました。必要保障額の計算では自分の万一の際の家族への保障に関して考えましたので、次は生きているうちに受け取る「病気への備え」についてです。

 

 

病気の際に受け取る疾病保障(入院保障+疾病一時金)

 

日本の平均寿命は毎年世界記録を更新してしまうほど長寿です。一方では介護を受ける人の数も増え、国の健康保険制度の行く先の懸念も増えており、将来的に健康を守るためのコストは増えると考えられています。

 

こうした傾向もあり、自分自身で身を守らなければならない備えとして生命保険も「生きているうちに使う病気の時の備え」がいっそう重視されるようになってきました。こうした背景からごく最近の保険における病気への備えの傾向は以下の点が求められるようになっています。

 

長寿・自己負担額増大傾向における病気への備えとして医療保険を考える

  1. 入院保障を一生涯確保できる終身医療保険タイプ
  2. ガンに罹患した時の手厚い入院保障
  3. 三大疾病や重度疾病の際のまとまった一時保障の充実
  4. 日帰り手術
  5. 要介護状態の時の保障

 

まず1つ目。終身医療保険の良さは、健康体のうちに加入しておけば万一病気したとしてもその医療保険をずっと継続できる点にあります。
※更新タイプの入院保険は終身医療保険より保険料が割安であり、考え方次第では両者に優劣はありません。

 

そして国の方針により今後ますます健康保険の圧縮が加速化し、ガンなど重度な疾患の手術であっても日帰り手術が増えるでしょう。すると患者は通院などして経過観察を経て自ら病気と向き合っていくことを強いられます。

 

2つ目から5つ目までの医療保障の考え方はまさに「自己負担額が増える場合の備え」に他なりません。つまり健康を自分で維持・増進するを意識が嫌でも増え、健康食品や健康増進のためのサービスを自ら選択する必要に迫られるという事ですね。

 

自己負担額が増えるなどと言うとあまり明るい気分にはなれないものですが、自分自身で健康の舵取りができるならば、それほどに健康管理として着実なものもありません。

 

だったらどうすればいいか?ですが、日頃の心身のメンテナンスを行い、万一の時の病気の際は生命保険で確保すればいいだけです。

 

上の必要保障額に以下のような病気への備えを付加するのが良いでしょう。

 

病気への備えとしての保険の必要保障額の考え方

 

■まとまった一時金

  • 三大疾病保障
  • 重度疾病保障※

重い病気の際のまとまった一時金は「親がガンだったから」など遺伝のリスクが考えられる場合、各疾病一時金を1000万円に設定するなどして手厚くするのをおすすめします。

 

※腎臓病、糖尿病、肝臓病などの重度な慢性疾患

 

■入院した時の備え

  • 入院保障:最低設定金額の目安は差額ベッド代をカバーできる日額でOK
  • ガンの際の上乗せ入院保障

 

■要介護保障
要介護状態になる確率は1/4程度と言われており、下のようなジレンマがあります。

 

厚生労働省による年齢別の要介護状態になる確率(男性の場合)

  • 40~60代:0.03~2%
  • 70代:4~10%
  • 80代:22~40%
  • 90代:58%超

 

要介護保障に関してのジレンマは極めてリスクが少ない働き世代の時期に要介護保障を持っても『使用しない可能性も高く』、かつリスクが高まる年齢になった時には要介護保障の保険料が極めて大きくなってしまっている点
生命保険における要介護保障の考え方に関しては、やや難しさを感じるかもしれません。

 

 

以上が保険相談の実際で必要になる「必要保障額と病気への備えの考え方」です。分解して考えると、難しいように思えた保険相談もそう難しくなくなっているはずです。

 

小さなお子さんがいる30代の男性の例でお話ししましたが、上に挙げたようなスタンダードなタイプの「掛け捨て保険:定期保険特約付き終身保険」だけでなく、貯蓄性の高い保険商品もございます。下記で生命保険の種類に関して解説していますので、ご参考ください。

 

>>生命保険の選び方

 

保険の種類は定期特約付終身保険だけじゃない!

 

掛け捨て保険タイプ

貯蓄保険タイプ

  • 定期特約付終身保険・更新型

  • 定期特約付終身保険・全期型

  • 定期保険

  • 終身保険

  • 養老保険

  • 年金保険

 

 

保険相談のプロにトータルにライフコンサルティングしてもらう

 

保険相談のプロは上の生命保険設計だけでなく、相談者の人生のトータルなプランナーとしてアドバイスをくれます。

 

  • 税金
  • 住宅資金準備
  • 家系診断
  • 公的年金などの社会保障

 

必要ならば資料などを持参し、適切な診断を受けるといいですね。

 

 

保険相談の適切なタイミング

 

生命保険は目に見えない形のないものですから、普段はあまり意識されることは少ないでしょう。

 

しかし以下のようなしかるべきタイミングに備えを検討・保険の見直しをするのが大切です。

 

保険相談の適切なタイミング

 

■ライフイベント

  • 結婚
  • 出産
  • 子供の独立
  • 定年
  • 離婚してシングルマザーになった
  • マイホームを購入した

 

■既存の生命保険契約の妥当性

  • 更新の時期
  • 保障内容が不安
  • 保険料を下げたい

 

■社会保障制度の大きな変化

 

保険相談のプロ中のプロは、ほんと懐深いです。「こんなこと聞いていのかな?」と思うようなことでも知りうる限り答え、知らなければ調べ尽くして答える素質を持っています。

 

現状をよくお伝えすると保険相談のプロもより適切なプランニングができると考えて率直に伝えるのがよいのではないでしょうか。

 

 

意向を伝えたら提案書の作成依頼をする

 

上で述べたような「保険相談の実際」では既にプランナーが気を利かせて保険設計を作成して相談者に見せてくれていることでしょう。

 

いろいろと出してもらった保険設計書を以下の点で確認します。

 

  • 上で見積もった必要保障額が設定されているか
  • 保険料:月額保険料、更新保険料、必要保障期間までの保険料総額
  • 保険期間
  • 解約返戻金の推移
  • 各プランの比較

 

またこれらだけでなく、プランナーとの出会いはとても大切です。
保険は万一の際の保障ですから、万一の際に迅速に対応してくれるプランナーかどうかを見るのも大切でしょう。
やり取りの中で「小さな約束を守ってくれたかどうか」を目安にしてプランナーと先々付き合っていけそうかを感じるのがいいのかもしれません。一般的な人間関係と一緒ですね。

 

 

保険契約

 

保険相談2

 

保険相談でひととおり質問できてプランも出してもらった、保障内容に合意ができたならば契約の意向を伝えましょう。

 

保険契約は署名と印鑑、診査、そして初回の保険料を準備すれば完了となります。

 

生命保険における審査は、会社の健康診断書があればそれで代用できますし、お若く健康体であれば問診でも対応してくれる場合があります。

 

契約前に審査用紙を見せてもらって健康上で該当項目がないかを予め確認しておくのをおすすめします。すると、望んでいる生命保険にスムースに加入できるかどうかが契約前にわかるでしょう。